代表取締役 梅津 賢一
横浜市生まれ相模原育ち
トップメッセージ
大学在学時、父の病と資格の取得
私が土地家屋調査士という資格を取得したのは大学4年の21歳の時。資格を取得後は、一般企業に就職し経験を積んでから土地家屋調査士の道へ進むつもりでした。しかし、資格の勉強を始めてから半年が経ったある日、前社長である父の余命宣告を告げられ、目の前が真っ白になったことを覚えています。父の願いは会社を引き継いでほしいとのことでした。追い込まれた状況の中、毎日朝から晩まで勉強に費やしてなんとか試験に合格することができました。
突然引き継いだ家業は未経験からのスタート
父が他界し、家業を引き継いだものの、大学生だった私に仕事の経験はなく、当時いた社員の方々も退社してしまったため、残されたのは私とパートの事務の方、そしてやりかけの多くの業務だけ。依頼していただいたお客様のために、わからないながらも必死に調べながら昼間は現場で測量し、夜は資料や図面の作成業務を行う毎日でした。
見捨てずに育ててくれた方々
今思うのは、父の仲間だった土地家屋調査士の先輩方が親身になって教えてくれたこと、若い私に仕事を依頼しながら育てていただいた取引先の社長、当時大学1年生にもかかわらず授業の傍ら一緒に現場で測量をして支えてくれた弟、一度は退社したものの戻ってきてくれた社員の方がいたからこそ、今まで続けてくることが出来ました。ただそれも、父が長年築きあげてきた周りの方との信頼関係があったおかげなのだと思います。
可能性のある若者への恩送り
私が周りの方々に仕事を通して育てていただいたように、これからの若い人材が知識と技術を学ぶ手助けをしたい。自信を持って仕事ができる環境を提供してあげたい。そして、測量というお客様の大切な財産である不動産、その根本となる境界に携わる仕事だからこそ、みんなが安心して暮らせるまちを創るためのお手伝いができるやりがいを感じてほしいです。
私たちが必要とされるために
これから私たちが、お客様や地域の皆さまと、さらに信頼関係を築いていくためには、「誠実・正確・プロフェッショナル」の信念のもと、常に前向きに挑戦する心で知識や技術を向上させることはもちろん、人間的素養を磨くために日々鍛錬していかなくてはなりません。そして、お客様や地域の皆さまに必要とされる人材となり、知識と技術を持ったプロフェッショナルがネットワークを組んで協力することで、このまちの未来をデザインしていくことを目指してまいります。